どうもイトサル(@itosaru)です。

・Pythonをクラウド環境で開発したい
・PythonをWEB画面から起動・実行したい
このようなお悩みをお持ちの方はこの記事を読めば解決できます!
今回はPythonプログラムの開発に便利なColaboratory(コラボラトリー)ついてご紹介します。
ColaboratoryとはGoogleが提供しているクラウドのPython実行環境です。

このColaboratoryを使うメリットが4つあります。
- 基本無料でPython実行環境が利用できる
- Pythonのインストールが不要ですぐにコーディングできる
- GUIでPythonを実行できるためデバッグが容易にできる
- スマホでPythonプログラムを実行できる
基本無料でPython実行環境が利用できる
Coraboratoryには3つのバージョンがあります。
- 無償版
- 有償Pro版(1072円/月)
- 有償Pro+版(5243円/月)
有償Pro版では
・高スペックの環境が利用できる
・プログラムのスケジュール実行ができる
といったメリットがあります。
言い換えればビックデータを使ったゴリゴリのデータ分析や機械学習をしない場合は無償版で十分利用できます。
Pythonのインストールが不要ですぐにコーディングできる
クラウド環境でPythonを実行できるのでPythonをインストールする必要がありません。
プログラミング初心者で自分でPython環境構築に不安がある場合はありがたいですね。
またPythonをインストールしたくてもできない環境で利用できるというのも利点です。
GUIでPythonを実行できるためデバッグが容易にできる
Pythonは基本的にpyファイルを作成し、OSのターミナルからpyファイルを実行する必要があります。
しかしColaboratoryはコーディングしたプログラムを直接実行することが可能です。
書いたコードのデバッグがしやすくなるため、プログラムの開発効率が上がります。
スマホでPythonを実行できる
クラウドのPython実行環境のため、スマートフォンからColaboratoryにアクセスすることでPythonプログラムを実行することができます。
ワンタップすればPythonプログラムが実行できるのは大きなメリットですよね。
Colaboratoryの使い方
ColaboratoryはGoogleアカウントを持っていればすぐに利用することができます。
1.Colaboratoryのページにアクセスします。
2.[ノートブックを新規作成]をクリックします。

3.ノートブック画面が表示されます。ためしに「Hello World」を表示させてみましょう。

print(“Hello World”)
4.コードが書けたら左に表示している[再生]ボタンをクリックします。

実行結果

実行結果がコードの下に表示されました!
このようにColaboratoryのWEBページを開いてすぐにPythonプログラムを実行することができます。
Colaboratoryでpipコマンドを使う
ColaboratoryでもPythonライブラリをインストールするためのpipコマンドを使うことができます。
ためしにブラウザ操作用のライブラリ「selenium」をインストールしてみます。
pip install selenium

問題なくpipのインストールコマンドが使えました!
標準インストールされている「Tweepy」バージョン3.1.0をバージョンアップも試してみます。
pip install –upgrade tweepy

こちらも問題なく実行することができました!
バージョンアップをしたことで以前作成したTwitter APIを利用したプログラムも実行できました。

まとめ
改めてColaboratoryを使うメリットをおさらいします。
- 基本無料でPython実行環境が利用できる
- Pythonのインストールが不要ですぐにコーディングできる
- GUIでPythonを実行できるためデバッグが容易にできる
- スマホでPythonプログラムを実行できる
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